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東京都の子ども医療費助成を比較!【2018年版】

2018年6月12日 20時30分 配信 あるじゃん(All Aboutマネー)

◆東京都としての子ども医療費助成の概要

子どもの医療費助成は区市町村の重要な子育て支援策の一つです。東京都各区市町村の最新の助成内容を調べてみました。
子どもの医療費助成は区市町村の重要な子育て支援策の一つです。東京都各区市町村の最新の助成内容を調べてみました。
東京都の子ども医療費助成は、小学校に就学するまで(6歳に達する日以後の最初の3月31日まで)の乳幼児医療費助成(マル乳)と、小学1年~中学3年(マル乳の後の4月1日から15歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある児童)の義務教育就学児医療費助成(マル子)に分かれています。

▼乳幼児医療費助成(マル乳)

入院や通院での健康保険の自己負担分を全額助成(入院時食事療養標準負担額を除く)します。

▼義務教育就学児医療費の助成(マル子)

入院は健康保険の自己負担額を全額助成(入院時食事療養標準負担額は除く)し、通院は健康保険の自己負担額から一部負担金(通院1回につき200円(上限額))を控除した額を助成します。マル乳もマル子も助成の対象になるのは医療費や薬剤費等で、健康診断や予防接種の費用、薬の容器代、差額ベッド代等は助成の対象になりません。紹介状を持たずに大きな病院(200床以上)で受診した場合の初診料も助成の対象にはならないので、注意が必要です。また、保護者(児童の養育者)の所得による制限もあります。

都としては平成21年10月に制度改正してから目立った変更はありませんが、各区市町村では都の助成内容に独自で上乗せ助成している場合が多いです。各区市町村の助成内容は、各区市町村のホームページ等で確認することができます。

◆23区は中学3年まで自己負担も所得制限もなし!

23区の乳幼児医療費助成(マル乳)は、全ての区で入院と通院の自己負担分を全額助成しています。上乗せ部分としては、どの区も所得制限を設けていません。義務教育就学児医療費助成(マル子)も、通院1回につき上限200円の一部負担金を設けずに、23区全てが自己負担分を全額助成する内容になっていて、所得制限を設けている区はありません。

23区の中で助成内容に違いがあるとすれば、対象者の範囲を拡大している千代田区と北区を除けば、入院時の食事標準負担額を助成対象にしているかどうかくらいです。ただ、入院時の食事標準負担額は平成30年4月から460円になって負担感は増しているので、助成対象になっていた方が家計は助かります。

▼千代田区は入院も通院も高校3年まで助成

千代田区は2011年から高校生等医療費助成制度を開始し、高校生相当年齢(マル子の後から18歳に達した日以後の最初の3月31日まで)の子どもの入院と通院の自己負担分を助成しています。高校に通っていなくても対象になりますが、就職したり結婚したりして保護者の扶養を外れた時は、助成対象からも外れます。また、保護者も千代田区に在住(住民登録または外国人登録)している必要があります。入院時の食事標準負担額は助成対象外です。

▼北区は入院のみ高校3年まで助成

北区も2011年から高校3年(18歳に達した日以後の最初の3月31日まで)まで助成対象を拡大していますが、北区の場合は入院のみ助成対象で、通院による医療費の助成は他区と同様に中学3年までとなっています。入院時の食事標準負担額は助成対象外です。

▼入院時の食事標準負担額(食事代)も助成する区

中央区 港区 新宿区 台東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 豊島区 練馬区 江戸川区
※豊島区はマル乳のみ食事標準負担額を助成

▼入院時の食事標準負担額(食事代)は助成対象外となる区

千代田区 文京区 墨田区 江東区 中野区 杉並区 北区 荒川区 板橋区 足立区 葛飾区
※葛飾区は保護者の所得状況によって負担が減額される場合あり大田区には英語と中国語の医療費助成に関するパンフレットも載っていました。必要があって作成しているのでしょうから、時代の変化を感じます。

◆多摩地域の日の出町と奥多摩町が高校3年まで助成!

23区に続いて多摩地域の市町や伊豆諸島の町村の助成内容も見ていきましょう。多摩地域等の小学校就学前のマル乳については、調べた26市5町2村の全てで健康保険の自己負担分を全額助成しています。小学1年~中学3年のマル子については、多くの市町が入院は自己負担額を全額助成(入院時食事療養標準負担額は除く)し、通院は自己負担額から通院1回につき200円(上限額)を控除した額を助成します。

26市5町2村で助成内容に違いがあるのは、主に「所得制限を設けているか」「200円(上限)の一部負担金が必要か」「入院時の食事療養標準負担額も助成の対象にしているか」の3点です。

▼日の出町は子育て支援策が充実している!

日の出町は日本一の福祉の町づくりを目指し、子育て支援にも力を入れています。子どもの医療費助成では、入院・通院共に高校3年まで(マル子後の4月1日から18歳に達する日以後の最初の3月31日まで)の医療費を助成しています。所得制限はなく、入院時の食事療養標準負担額は助成対象外です。医療費助成以外にも青少年育成支援金や次世代育成クーポン等の子育て支援制度が充実しています。
※これから日の出町へ転入して高校生世代の医療費助成等を受けるには、1年の居住要件が設定されています。

▼奥多摩町も高校3年まで医療費助成!

奥多摩町は若年層を増やすために子育て支援に積極的になっています。子どもの医療費助成は高校3年まで助成対象としています。所得制限はなく、入院時の食事療養標準負担額は助成対象外です。他にも高校生の通学定期代を助成したり、住宅リフォーム費用を補助したりしています。奥多摩から都心に通うことも不可能ではないので、都心で勤めながら自然豊かな奥多摩で子育てするのも良いかもしれませんね。

▼マル乳もマル子も所得制限がない市町

八王子市 武蔵野市 府中市 調布市※ 国分寺市※ 国立市※ 西東京市 青梅市 福生市 羽村市 日の出町 奥多摩町 大島町 新島村 
※小学4年まで所得制限なし

調布市と国分寺市は平成29年10月1日より小学1年~3年生の所得制限を撤廃しましたが、小学4年~中学3年生の所得制限はまだ継続しています。国立市も同様に小学4年生から所得制限があります。マル乳で所得制限があるのは八丈町と三宅村だけで、その他はマル子のみ所得制限があります。

▼マル子で一部負担金のない市町

武蔵野市 府中市 日野市 日の出町 奥多摩町 大島町 八丈町 新島村 三宅村

23区のようにマル子で一部負担金のない多摩地域等の市町村は、このの9市町村だけです。日野市は平成29年10月より一部負担金を廃止しました。武蔵野市、府中市、日の出町、奥多摩町、大島町、新島村は、所得制限がなく一部負担金もない、子育て支援に積極的な内容になっています。

▼入院時の食事標準負担額(食事代)も助成する市町

国立市 武蔵村山市 東久留米市 八丈町 三宅村

武蔵村山市はマル乳のみ、東久留米市は0歳児のみ助成対象にしています。この5市町村以外は全て助成対象になっていません。

▼所得制限と一部負担金があり入院時食事代が対象外の市町

立川市 三鷹市 昭島市 町田市 小金井市 狛江市 東大和市 多摩市 稲城市 小平市 東村山市 清瀬市 あきる野市 瑞穂町 
これらの市町は「マル子の所得制限がある」「マル子で一部負担金(上限200円)が必要」「入院時の食事標準負担額(食事代)は助成対象外」となっています。

◆その他の子どもの医療費助成

子どもの医療費を助成する制度は、乳幼児医療費助成(マル乳)と義務教育就学児医療費助成(マル子)だけではありません。東京都福祉保健局のホームページをみると、「小児慢性特定疾病医療費助成」「ひとり親家庭等医療費助成制度(マル親)」等、子どもに関する助成制度がいろいろと用意されています。区市町村独自の制度もあるかもしれません。わからないことがあれば、すぐに居住している区市町村や東京都に確認した方が良いです。

子どもの医療費助成は「子どもを養育している方に対し、子どもに係る医療費の一部を助成することにより、子どもの保健の向上と健やかな育成を支援することを目的とした区の制度(葛飾区ホームページ)」です。子育て世代のみなさん、支援に感謝し有効的に活用していきましょう!
松浦 建二

最終更新:2018年6月12日 20時30分

あるじゃん(All About マネー)

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