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全部解約してスッキリ! でも、大丈夫?

2010年05月17日
全部解約してスッキリ! でも、大丈夫?

52歳の会社員Aさんは長年にわたって生命保険を見直そうと思いつつも、なかなか踏ん切りがつかずそのままにしていました。教育費負担が重くなってきたこともあり夫婦で話し合い、やるなら徹底的に見直しをしようということに。そこで、私たちの家計の見直し相談センターへ相談を申し込んだそうです。ところが、事前の資料のやりとりの段階から、ちょっと様子が変です。何が起きているのでしょうか。


全部の保険を解約してスッキリ!?

Aさんは開口一番「ここに相談に来るのを楽しみにしていました!」とニッコリ。さらに「プランしてもらいやすいように、事前に全部解約して来ました。」とも。なんと、これまで加入していた保険をすべて解約してしまったというのです。

確かに、プランする立場からすると、何もない状態からプランする方が楽ですし、シンプルないいプランが作りやすいとは思います。でも、全部解約してしまうメリットよりも、デメリットの方がはるかに大きいと思った方がいいのです。

なぜなら、生命保険は原則として「健康でなければ加入できない」からです。最悪の場合、新規に加入できなければAさんは無保険者になってしまいます。


告知不要の保険は考えない

するとAさんは「最近は病気でも加入できる保険があるんでしょ」と言います。

確かに、病気になっていても加入できる保険も登場しています。でも、現在のAさんの必要な保障をすべてカバーすることは難しいですし、何より保険料が高くてお勧めできません。そもそも、教育費が負担だから生命保険の見直しを決断したはず。かえって以前よりも保険料が高くなっては意味がありません。

その後、Aさんの見直しプランをご提案。祈るような気持ちで保険の加入手続きを進めていただきました。案の定、Aさんの健康状態には若干の問題があり、いくつかの保険会社では保険料を割増しする条件付での引き受けという回答が返ってきました。何とか通常の条件で保険を引き受けてくれる会社を見つけ、見直しを完了することができました。


新しい保険に加入してから解約・減額を

Aさんはもう52歳。健康上の問題があっても不思議ではない年齢です。もしも加入できなければ無保険者、条件付でしか加入できなければ見直しした意味がなくなる可能性がありました。

もともと過剰な保障で必要のないものであれば、いつ解約、減額しても問題はありません。必要な保障を見直しするときには、新しい保険にちゃんと加入できたことを確認してから、古い契約を解約、減額するようにしましょう。

まだ、Aさんには子どもの教育費もかかっている時期ですから、危ないところでした。皆さんも、保険を見直しするときには手順を間違えないように気をつけてください。

Aさんの手順
本来とるべき見直しの手順


藤川太(家計の見直し相談センター) 執筆:藤川太家計の見直し相談センター
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来10000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。
2008年10月、簡単書き込みで家計がみるみる生まれ変わる資産マネジメント手帳『貯まる!資産3倍手帳』を出版。 その他の著書として『サラリーマンは2度破産する』などがある(共に朝日新聞出版)。



(情報提供:家計の見直し相談センター)


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