トップ > 保険通信 > プロがお届け! お役立ちコラム > テロ!戦争!海外旅行保険は補償してくれるの?
保険通信 - プロがお届け! お役立ちコラム

テロ!戦争!海外旅行保険は補償してくれるの?

2017年09月25日
テロ!戦争!海外旅行保険は補償してくれるの?

「テロが怖いけど旅行に行ってきます」
ある知人がヨーロッパへ向け旅行に行きました。2017年8月に発生したバルセロナのテロ事件、2017年6月のロンドンでのテロ事件など、観光客など人がたくさん集まる場所でのテロが頻発しているので確かに怖いですね。テロに遭う危険が高そうな場所に近づかないことが一番ですが、どこで起こるのか分からないからテロは怖いのです。最近は自動車で人ごみに突っ込むというテロが多く発生し、どこでも起こると言ってもいいでしょう。こんな時代だからこそ海外旅行に行く前に安全に関する情報は調べておきましょう。


海外安全ホームページで安全情報を確認しよう

海外旅行前に必ずしておきたいことは外務省の海外安全ホームページで、渡航先の海外安全情報を確認すること。地図から渡航先を選択すると、5つに分類されたその国の安全情報を確認することができます。

(1)危険・スポット・広域情報
渡航先の危険情報は必ず確認しましょう。危険と判断される地域が、危険レベルに応じて地図上に色分けされています。特に危険情報が出ていない地域は白。レベル1(十分注意してください。)は黄色で、最高レベルのレベル4(退避してください。渡航は止めてください。)は赤といった具合です。また、その時々の広域情報やスポット情報を知ることができます。テロの情報だけでなく、感染症の情報など危険に関する情報が更新されています。

(2)安全対策基礎データ
犯罪発生状況、防犯対策、ビザ、出入国審査などの情報だけでなく、緊急時の連絡先として警察、消防、大使館や領事館の連絡先なども知ることができます。万一のときには、大使館や領事館に駆け込むことも想定されますので確認しておきたいですね。

(3)テロ・誘拐情報
過去のテロ事件の情報や、各テロ組織の活動状況、誘拐事件の発生状況などが紹介されています。

(4)安全の手引
地域の治安に関する情報、安全対策、緊急事態への備え、主な緊急連絡先などをまとめた書面をPDFで配布しています。地域に在留する邦人に向けた情報ですが、旅行者にも参考になります。

(5)医療情報
大気汚染や飲み水などの衛生情報、医療機関や医療技術、医療費などの医療事情、かかりやすい病気やケガ、受けるべき予防接種などの情報を知ることができます。特に病気になった場合に頼りになる日本語で受診できる医療機関の情報は確認しておきたいところです。

最近発生しているテロの多くは危険情報の出ていない比較的治安のいいと考えられている地域でも発生しています。テロの危険性が増している中ですから、危険情報が出ている地域には行かないという姿勢も重要です。

北朝鮮による弾道ミサイルの実験が続き、ついに核実験まで実施されました。緊迫化する朝鮮半島情勢の中でも韓国には2017年9月4日時点で危険情報が出ていません。政治的な思惑も表れている可能性もあり調べれば安心というものではありませんが、参考にしたい情報です。

<外務省海外安全ホームページ>
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html


海外旅行へ行くときには「たびレジ」に登録しよう

海外へ3か月以上滞在する場合には管轄の在外公館へ「在留届」を出すことが義務付けられています。逆に言うと海外旅行のような3か月未満の滞在では在留届を出す必要はありません。

「たびレジ」はこのような短期旅行者向けに2016年7月1日よりスタートした外務省海外旅行登録システムです。登録する義務があるわけではありませんが、現地での滞在予定(旅行日程、滞在先、連絡先など)を登録しておけば、滞在先の最新の渡航情報を知ることができ、緊急事態発生時に連絡メールが届いたり、緊急連絡などを受け取ることができます。
テロなどが発生した際に、現地の言葉が分からなければ不安が大きいものです。緊急事態発生時に日本語で状況が分かれば心強いですね。

<たびレジ>
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/


旅行へ出かける前に海外旅行保険に加入しよう

海外旅行中の病気、ケガ、他者への損害賠償などに備え、出かける前に海外旅行保険へ加入しましょう。海外旅行保険の保険料は、どんな保障をつけるか、その保険金額、保険期間だけでなく、旅行先なども計算の要素になります。

ただ、誰でも加入ができるわけではないので注意が必要です。健康上の問題を抱えており、医師の治療や定期的な通院をしている場合には一般的に加入できません。旅行中に建設・土木作業や自動車・自転車・モーターボート競争、プロボクサー、プロレスラーといった危険な職務に就く場合も加入できません。さらに、山岳登坂やスカイダイビング等の危険なスポーツを旅行中にする予定の場合にも加入できません。ちなみにプロ選手ではない人が、スキューバダイビングやスキー、スノーボードをする場合は危険なスポーツではないとされ加入できることが多いでしょう。

もしも、健康状態がよくない、どうしても危険な職務やスポーツをする、という場合には損害保険代理店に相談しましょう。割高な保険料だけど引き受けてくれる保険、もしくは割増特約を付けることで補償されるなど、保険会社や保険商品にもよりますが対応方法が見つかるかもしれません。


テロに遭遇した場合に保険金が出るのか

海外旅行保険には「戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変」で生じた事故などについては保険金を支払わないという免責事項が定められています。

一般的にテロはこの免責事項には該当しません。ですからテロに巻き込まれてケガをした、死亡した、といったケースであれば保険金は支払ってもらえます。
テロとは異なり、戦争が発生してしまい巻き込まれた、というケースでは免責事項に引っかかってしまい保険金は支払われません。特に現在は朝鮮半島有事の発生が懸念されています。こんな時期でも危険情報は出ていませんし、日本から韓国へ旅行する人はとても多いのですが、戦争になってしまった際には保険は使えないことを覚悟しましょう。

もちろんテロの被害に備えるためだけに海外旅行保険に加入するわけではありません。テロとは関係のない病気やケガで困ることの方がずっと高い確率で発生します。海外では日本とは違い非常に高額な治療費を請求されるケースが多くあります。海外旅行中に病気になったために何百万円も請求される。こんなことになったら楽しい海外旅行が台無しどころか、人生が変わってしまいます。そうならないためにも、海外旅行へ出かける前に必ず海外旅行保険に加入しましょう。



藤川太(家計の見直し相談センター) 執筆:藤川太家計の見直し相談センター
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来10000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。
2008年10月、簡単書き込みで家計がみるみる生まれ変わる資産マネジメント手帳『貯まる!資産3倍手帳』を出版。 その他の著書として『サラリーマンは2度破産する』などがある(共に朝日新聞出版)。



(情報提供:家計の見直し相談センター)


保険商品のご紹介

Yahoo!保険では、Yahoo! JAPANグループの保険代理店ワイズ・インシュアランスが厳選した保険をお届けしています。

バックナンバー





プライバシーポリシー - 利用規約 - ヘルプ・お問い合わせ
Copyright (C) 2017 Y's Insurance Inc. All Rights Reserved.
Copyright (C) 2017 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.