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保険もまとめ払いでトクしよう!

2019年09月30日
保険もまとめ払いでトクしよう!

10月からついに消費税率が8%から10%へと上がります。私たちの生活実感の悪化を防ぐために、今回の増税では政府はさまざまな施策を用意しています。私たちの生活の必需品である飲食料品は現在の消費税率である8%が維持されます。また、キャッシュレス決済を利用することで最大5%のポイント還元がされる予定です。
保険自体には消費税はかかりませんから増税の影響はありません。ただ、保険料の負担を少しでも小さくすることができれば、家計の負担を減らすことができます。その方法の一つが「まとめ払い」です。


保険料はまとめ払いすれば安くなる

たとえば、生命保険に加入している方の多くは月払いで保険料を支払っています。生命保険料の払い方には月払いだけでなく、半年払い、年払い、一時払い(一括払い)、前納払いといったまとめ払いする方法があります。

この中では月払いがもっとも分割して払うことができる方法です。一般的に、分割払いをすると料金が割高になりますが、これは保険料も同じです。逆に言うと一時払いが最もまとめて払う方法で割引率も高くなりますが、昨今の運用環境の悪さから一時払いの取扱いをしない保険会社が多くなっています。

まとめ払いは次のように保険会社にとってもメリットがあります。だから割引が効くのです。

① まとめて払ってもらった方が、集金にかかる経費がかからない。
② 途中で亡くなるなど保険事故が発生した場合、分割払いだと保険会社は以降の保険料が受け取れなくなる。
③ 保険料をまとめて払うと保険会社はその分だけ運用益を見込みやすい。


生命保険料を年払いすれば2~3%安くなる

これから生命保険に加入するなら、月払いと年払いの保険料を比較してみましょう。年払いは月払いの12倍にはなっていないはずです。現在販売されている保険の年払いは月払いの保険料の概ね11.6~11.8か月分に設定されているものが多いようです。割引率にすると2~3%といったところになります。

実は年払いを選択できるのは新規契約の時だけではありません。すでに契約済みで保険料を支払っている時でも、月払いを年払いに変更することが可能です。ただし、その場合は、毎年の契約応当日に変更されることになります。契約応当日までには手続きを完了していなければならないので、余裕を持って手続きをしましょう。

さらに、月払いから年払いに変更した場合の割引率は、古い契約の方が高くなる傾向があります。昔の方が集金に見込んでいる経費や、見込んでいる運用益が高いからです。1990年代に契約した保険には年払いが月払いの保険料の11.3か月分程度、割引率6%程度のものもみられます。保有契約に古い契約から新しい契約まであるのであれば、それぞれの年払いにした際の割引率を確認して、優先順位をつけて年払いに変更するといいでしょう。


自動車保険は一括払いで5%安くなる

自動車保険は1年契約の一括払いが一般的です。ただ、中には月払いを選択している人もいます。その場合、一括払いに比べ5%程度保険料が割増しされています。

もちろん月払いを選択したということは、まとまったお金を用意できなかったのかもしれません。もしも、貯蓄に余裕があるのに、あまり良く考えずに月払いを選択しているのであれば、ぜひ次の更新時には一括払いを選択しましょう。


火災保険は10年契約で18%安くなる

火災保険の保険料は長期一括払いすることで大幅に安くすることができます。2015年9月まで火災保険は住宅ローンの返済期間にあわせ最長36年の契約が可能でした。ところが、2015年10月以降は火災保険の保険期間が最長10年に変更されました。一般的に一括払いする期間が長いほど割引率は高くなりますが、最長10年に短縮化されたことで最大の割引率も大幅に低くなっています。

もしも、2015年10月以前に加入した超長期の契約を保有しているなら継続した方がよいでしょう。一方で、新規に加入するか1年契約など短期の契約を更新して継続されている場合、できるだけ長期の契約にする方がお得です。

1年契約の何年分の保険料で契約できるかを表す長期係数を見ると、最長の10年契約をする場合は8.2。つまり1年契約の8.2年分の保険料で10年間火災保険を掛けることが可能です。割引率にすると18.0%にもなります。

<図表>火災保険の長期一括払いの長期係数と割引率

保険期間 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年
長期係数 1.85 2.7 3.5 4.3 5.1 5.9 6.7 7.45 8.2
割引率 7.5% 10.0% 12.5% 14.0% 15.0% 15.7% 16.3% 17.2% 18.0%


地震保険は5年契約で8%安くなる

地震保険にも火災保険と同じように長期一括払いの割引があります。ただし、火災保険は最長10年でしたが、地震保険は最長5年と短く、割引率も小さくなります。5年長期一括契約した場合の長期係数は4.6。割引率は8.0%と火災保険よりも控えめですが、検討したいものです。

現在、地震保険の保険料は3段階に分け値上がりしている最中です。2019年1月に第2弾の値上げがありましたが、次の値上げが2021年1月に予定されています。日本全体としては値上がり傾向ではありますが、地域別にみると値下げされる地域もあります。値上がりが予定されている地域では、割引率だけでなく、期間中の保険料の値上がりも回避できるので2重にお得です。ただ、値下がりが予定されている地域であれば、長期一括払いが得とは限らないので注意が必要です。

<図表>火災保険の長期一括払いの長期係数と割引率

保険期間 2年 3年 4年 5年
長期係数 1.9 2.8 3.7 4.6
割引率 5.0% 6.7% 7.5% 8.0%


途中で解約した場合はどうなるの?

長期で契約した場合、気になるのが途中で解約をすることになったときに、未経過分のお金は返ってくるのかということ。基本的にどの契約も中途解約時には未経過の期間に対応するお金が戻ってきます。

ただし、生命保険の保険料を年払いしている場合、契約日によっては年の途中で解約した時に、未経過分のお金が返ってこない場合があります。戻ってこないのは、契約日が2010年3月以前の契約。2010年4月に保険法が改正され、それ以降の契約では未経過分のお金を返すように変わっています。


預金に余裕があればまとめ払いで高利回り

このように保険料のまとめ払いすることで、かなりの割引率が得られお得です。もちろん、保険料をまとめ払いするためには、まとまったお金を支払う必要があります。ほとんど利息のつかない預金に置いておけるお金があるなら、保険料のまとめ払いをした方がずっと高利回りの運用になります。しかもリスクがありません。

長期の一括払いであれば、一度支払えば保険料の支払いは終わります。一方で年払いするなら、毎年支払時期がやってきてしまいます。年払いをするなら、月々保険料を支払っているつもりで、保険料支払のためのお金を積み立てると上手に家計管理ができるでしょう。

※分割払いとまとめ払いでは保険料の支払い時期が異なりますが、
 割引率(%)=(1-まとめ払いの保険料/分割払いの保険料総額)×100
 で単純に計算しています。ご了承ください。



藤川太(家計の見直し相談センター) 執筆:藤川太家計の見直し相談センター
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来30000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。
著書に『年収が上がらなくてもお金が増える生き方』(プレジデント社)、『やっぱりサラリーマンは2度破産する』(朝日新書)などがある。



(情報提供:家計の見直し相談センター)


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