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ドライブレコーダー特約のメリットを探る

2019年03月20日
ドライブレコーダー特約のメリットを探る

3月は一年でもっとも自動車が売れる時期です。この時期に自動車保険が更新を迎える方も多いのではないでしょうか。自動車保険の世界でも、情報技術の進歩に伴い新しいサービスが続々登場しています。その中でも、大手損害保険会社各社から登場した「ドライブレコーダー特約」は注目の存在です。あおり運転による事故をきっかけに急速に広がるドライブレコーダーですが、ほとんどの方は、カーディーラーや自動車用品店で購入し、取り付けしてもらうか、自分で取り付けしているでしょう。今回は車にドライブレコーダーを取り付ける新しい選択肢である「ドライブレコーダー特約」のメリットを探ってみましょう。


ドライブレコーダーを取り付けるコストは

ドライブレコーダーは自動車用品店やディーラーなどで購入できますが、普及が進むにつれ本体価格が低下しています。高性能な機種は数万円しますが、安いものでは1,000円台で購入できる機種も見られるようになりました。価格の安い機種は性能や機能が限られますが、映像が撮れればいいと考えている人なら十分かもしれません。

一方で、自動車保険にドライブレコーダー特約を付加することでも、ドライブレコーダーを取り付けることが可能です。特約を契約すると保険会社から専用のドライブレコーダー一式が送られてきます。受け取ったドライブレコーダーは自分で自動車に取り付けるか、提携している取り付け業者に依頼して取り付けをして、サービスの利用がスタートします。

この場合、ドライブレコーダーは購入するのではなく、保険会社から貸与されます。そのため、機器が故障した場合など、新しい機種に交換してもらえます。一方で契約を解約したり、継続をしない場合は、貸与されているドライブレコーダーを返却する必要があります。所定の期日までに返却されない場合は、違約金が発生しますので注意しましょう。
ドライブレコーダー特約は大手損害保険会社を中心に取扱いが始まっています。特約保険料は月650円~850円で、年間保険料にすると7,800円~1万200円です。ドライブレコーダー本体の価格から見ると、特約の保険料は割高に見えるかもしれません。


状況が記録されるだけでなく事故発生時には自動的に通報してくれる

たとえば、交差点で出会い頭の衝突をした場合、信号が青、赤、どちらだったかでもめることはよくあることです。こんな時に、事故状況を証言してくれる目撃者が現れればいいですが、残念ながら現れないことの方が多いでしょう。運転経験の豊富な方であれば、こんな状況でも適切に対応できるかもしれませんが、運転経験の浅い若いドライバーだったらトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

こんな時に活躍してくれるのが、ドライブレコーダーが記録した映像です。ドライブレコーダーの主な機能は、何と言っても運転状況や周囲の状況を映像として記録できること。メモリの容量によりますが通常は数時間分の映像が記録されます。この映像が事故時の状況を証明してくれます。

ドライブレコーダー特約は、映像が記録されるだけではありません。事故で一定以上の衝撃が検知された場合、自動的に事故が発生したことを専用デスクに通知してくれます。それにより、オペレーターがドライバーに連絡を行い、安否確認をします。

また、事故前後の映像も自動的に専用デスクに送信してくれます。重大な事故が発生した場合、オペレーターから連絡があったとしても、あなたが応答できるとは限りません。意識を失ってしまうかもしれません。事故の相手方や目撃者が動いてくれれば、助かるかもしれません。でも、誰もいなければ、通常は意識がないまま時間がムダに過ぎることになります。そんな時でも、オペレーターは送信されてきた映像を確認することで、事故の状況を把握できます。状況に応じて救急車やレッカーをあなたに代わって手配するなど、適切に初期対応することが可能です。

また、見知らぬ土地で事故が発生した場合、発生場所をうまく説明できないことも考えられます。そんな時でも、GPSによる位置情報が専用デスクにも通知されますので、場所を特定した上で対応してもらえます。この事故時の自動通報機能によって得られる安心感は、ドライブレコーダー特約でなければ得られないものの一つです。


運転診断レポートで自らの運転傾向をチェック

また、ドライブレコーダー特約では、自動的にあなたの運転傾向がチェックされます。ドライブレコーダーに内蔵されたGPSや加速度センサーなどにより、走行距離、走行時間、位置情報、速度、加速度などが収集され、これらのデータから運転技術を客観的に評価。その結果をレポートとして作成し報告してくれます。

「急アクセル、急ブレーキ、急ハンドル」が事故につながりやすいことは一般的に知られています。ドライブレコーダーを通じて収集されたデータから、それらの頻度や強さを分析し運転者の運転傾向を把握します。

このレポートの結果は、過去の急アクセル、急ブレーキ、急ハンドルの頻度と強さが事故にどれだけ結び付いてきたかを調査した結果に基づいた客観的な評価です。自分の運転を他人と比較することは少ないものですが、レポートの結果を見ることで自分の運転の長所や短所が分かります。また、自分ではいつも通り運転しているようでも、体調や感情の状態によって運転傾向は変わるものです。こうした変化もレポートにより把握することが可能になります。運転技術の向上のために活用したいものです。

ある保険会社のドライブレコーダー特約では「見守り者」の設定ができるようになっています。遠く離れた老親を見守れるよう設定すれば、各種アラートの発生時刻や場所が通知される他、1カ月ごとに見守りレポートが作成され通知・共有されます。事故発生時に安否確認コールが行われた場合には、メールで状況を知らせてくれるサービスもあります。この見守りサービスはドライブレコーダーがあるからこそのサービスですし、高齢者の交通事故が社会問題となっている昨今でもあり注目です。自動車がなければ生活ができない地域に住んでいる親を心配しているご家族にオススメのサービスです。


保険料を払う付加価値のある特約

単にあおり運転などによるトラブルを避けたいということであれば、普通にドライブレコーダーを購入して取り付ければいいでしょう。状況を撮影した映像が、証明してくれるでしょう。

一方で、今回ご紹介した事故時の対応や、診断レポートのような安全運転を支援するサービスは、自動車保険にドライブレコーダー特約を付加するからこその付加価値のあるサービスです。

ドライブレコーダーは注目を集めており、取り付けることが徐々に当たり前になりつつあります。ところが、普及率はまだまだ低い状況です。これから取り付けようと考えている方は、自動車保険にドライブレコーダー特約をつけることも検討してみましょう。



藤川太(家計の見直し相談センター) 執筆:藤川太家計の見直し相談センター
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来30000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。
著書に『年収が上がらなくてもお金が増える生き方』(プレジデント社)、『やっぱりサラリーマンは2度破産する』(朝日新書)などがある。



(情報提供:家計の見直し相談センター)


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