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新米ドライバーの自動車保険はどうする?

2018年04月25日
新米ドライバーの自動車保険はどうする?

若い人はあまり自動車に乗らなくなったと言われます。私が若いころは18歳になれば当たり前のように自動車学校に通い自動車運転免許を取ったものですが、最近は免許すらとらない人も多いようです。ただ、そんな地域は都心や大都市圏の一部だけ。多くの地方では、今でも自動車は生活の足ですから、毎年多くの新米ドライバーが誕生しています。

新米ドライバーであれば、いきなり自分の自動車を購入できる人は多くないはず。お金のことを考えると、親や兄弟の自動車に乗ることが多いのではないでしょうか。こういう場合、自動車保険はどのようにしたらいいのでしょうか。


家族の保険でカバーする際には限定条件に注意

家族の自動車に乗るなら、家族の自動車保険の見直しを忘れてはいけません。家族だからと言って、何も考えずに自動車を運転してはダメ。万が一にも事故を起こした場合、補償されない可能性が高いので注意しましょう。

と言うのも、自動車保険に加入する際に少しでも保険料を抑えるために、通常は条件が付けられているからです。自動車保険は運転者限定や年齢の条件などによって、保険料が大きく変わります。

<図表>運転者の範囲

  本人 配偶者 その他家族 家族以外の人
運転者限定なし
運転者家族限定 ×
運転者夫婦限定 × ×
運転者本人限定 × × ×

運転者の限定条件は、まったく運転者を限定せず誰が乗ってもいい「運転者限定なし」という条件から、本人しか補償されない「運転者本人限定」まであります。運転者の範囲が狭いほど保険料が安くなり、範囲が広いほど保険料が高くなります。
ここで言う「家族」とはどこまでが入るのでしょうか。運転者本人(記名被保険者)もしくはその配偶者、同居している親族だけでなく、別居している未婚の子どもも補償の範囲となります。

もしも、この運転者の範囲が夫婦(本人・配偶者)限定となっているまま、新しく免許を取った子どもが自動車を運転し事故を起こしても、その自動車保険から補償はされないので注意しましょう。


同居の家族なら年齢条件にも注意

実は新米ドライバーの多い20歳前後は統計的にもっとも事故率の高い年代です。この年代のドライバーを補償の対象にしようとすると「年齢問わず補償」という条件にする必要があります。年齢関係なく補償されますので、当然保険料も高くなります。

逆に「30歳以上補償」とすると、30歳以上の人が運転中の事故しか補償してくれません。運転者の範囲を狭くするほど保険料は安くなります。こうした年齢条件の区切りは保険会社によって異なります。検討する際には複数の会社の保険を比較検討しましょう。

<図表>運転者年齢条件の範囲(ある損害保険会社の例)

年齢問わず補償 運転者の年齢関係なく補償される
21歳以上補償 21歳以上の人が運転中の事故のみ補償される
26歳以上補償 26歳以上の人が運転中の事故のみ補償される
30歳以上補償 30歳以上の人が運転中の事故のみ補償される

知っておきたいのは、この年齢条件が適用されるのが「本人」「配偶者」「同居の親族」ということ。つまり、別居の未婚の子は年齢条件関係なく補償されます。もしも、別居している未婚の子が実家に帰ってきたときに自動車に乗る程度であれば、年齢条件を変更する必要がありません。同居している家族の年齢に合わせて、年齢条件を設定すればいいのです。


条件を変更したらどの程度保険料が高くなる?

ここで次のようなケースを想定して、保険料を試算してみましょう。49歳のAさんは、これまで夫婦だけで自動車に乗っていました。同居する子どもが昨年18歳になったのを機に運転免許を取得しました。子どもが自動車に乗るなら、と自動車保険の見直しを検討しています。下記の条件で、子どもを保険の対象に含めるとどの程度保険料が変わるのか試算してみました。

平成25年4月登録 トヨタプリウス

免許の色:ゴールド  使用目的:日常・レジャー使用

ノンフリート等級:10等級(事故なし)

【主な補償内容】

対人賠償:無制限  対物賠償:無制限  人身傷害保険:3,000万円

一般車両保険:160万円(免責:1回目なし、2回目以降10万円)

保険期間:1年

  現在 見直し後
運転者限定 夫婦限定 家族限定
年齢条件 35歳以上 年齢を問わず補償
一時払保険料 103,820円 275,020円

ある損害保険会社で夫婦だけ運転する場合の保険料は10万3,820円でした。子どもも運転できるように条件を変えて保険料を計算すると、なんと27万5,020円と17万円以上も高くなる結果となりました。


たまに運転する程度なら1日保険と言う手も

若年層の事故率は高いので保険料が高いのは仕方のないところ。ただ、ここまで保険料が変わることを知ると、驚くとともに自動車保険の見直しをためらう人が出てきそうです。でも、自動車を運転するならしっかりと保険に加入すべきです。何かいい方法はないのでしょうか。

こんな時には24時間単位で加入できる「ドライバー保険」に注目です。
ある保険会社の例では車両保険に加入しなければ1日分の保険料は500円(対人・対物補償無制限など)。車両復旧費用の補償(盗難や駐停車中の損害(当て逃げなど)は除く)を入れても1,500円という手軽さです。毎日のように乗る人でないなら、自動車保険の運転者限定などの条件を変更するよりかなり割安になるはずです。

さらに、この保険は自動車ではなくドライバーにかける保険なので、家族の自動車だけでなく、家族以外の友人の自動車に乗る場合にも有効です。不幸にも事故が発生してこの保険から保険金を受け取ったとしても、家族の保険の等級には影響はありません。インターネットやスマホから気軽に簡単に加入できますので検討してみましょう。



藤川太(家計の見直し相談センター) 執筆:藤川太家計の見直し相談センター
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来30000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。
著書に『年収が上がらなくてもお金が増える生き方』(プレジデント社)、『やっぱりサラリーマンは2度破産する』(朝日新書)などがある。



(情報提供:家計の見直し相談センター)


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