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自動車保険の保険料を分析する―車両保険

2014年07月25日
自動車保険の保険料を分析する―車両保険

自動車保険の保険料の値上がりが相次いでいます。消費税が上がり、物価も上昇傾向が続いている中ですから、家計はますます厳しくなる一方です。自動車保険の保険料は家計の固定費の一部ですから、しっかりと比較して割安に加入したいものです。そのためには、自動車保険の保険料の決まり方や仕組みを知っておきたいところです。今回は車両保険の保険料の決まり方を見てみましょう。


車両保険には大きくわけて2種類ある

自動車保険の補償は、他人に対する補償と自分に対する補償に大きく分けられます。他人に損害を与えてしまった場合に損害を賠償するための対人賠償保険、対物賠償保険は必須と言っていい保障です。

また、自分に対する補償や、自分の車に乗っている人に対する補償も加入すべき補償です。もう一つの、自分の車に対する補償である車両保険については、ある保険会社の集計では約半数の人だけが加入している状況です。

加入しない人が多い理由は、2つ考えられます。まず、自分の車に対する補償なので、何かあれば最悪の場合は車を手放せばいい。さらに、一番大きな理由は保険料が比較的高いからでしょう。

一般車両保険
  • 電柱・建物等に衝突
  • 自転車など自動車以外との接触
  • 当て逃げ(相手車不明)
  • 転覆・墜落
エコノミー(車対車+A)
  • 他の自動車との衝突・接触
  • バイクとの衝突・接触
  • 火災・爆発による損害
  • 盗難による損害
  • 台風・洪水・高潮等による損害
  • 飛来中または落下中の物との衝突
  • 落書きやいたずらによる損害
  • 窓ガラスの破損

確かに車両保険に加入すればトータルの自動車保険料は高くなってしまいますので、後回しになりやすいものです。ただ、あまり知られていませんが、車両保険には自分の車に対するフルセットの補償を確保できる「一般車両保険」だけでなく、単独事故に対する補償を除いた「エコノミー(車対車+A)」の2種類あります。

エコノミーでは電柱に衝突したり、自転車に接触したり、崖から転落したりといった単独事故は補償されません。また、他車との事故であっても、相手の車が特定できない当て逃げの場合は同様に補償されない点は注意が必要です。

ところが、単独事故以外の損害(他の車との衝突や、風水害による損害、盗難、いたずらによる損害など)に対する補償を受けることは可能です。単独事故が補償されない分、保険料が安くなるので保険料が高すぎて加入しないという人には注目の補償です。


車種別に車両保険料を比較してみよう

では、実際にどの程度の保険料となるのでしょうか。ある損害保険会社で保険料を計算してみました。条件はヴィッツ、プリウス、クラウンの3車種、それぞれ35歳未満不担保で計算しています。

プリウスは6等級から20等級までの保険料を計算していますが、基本の保険料に等級に応じた割引率が適用されています。

次に一般車両保険の保険料を3車種間で比べてみましょう。それぞれ10等級で見てみると、ヴィッツが一番安い保険料です。このように価格が安い車は保険料が安くなりやすくなります。車両価格が安くても料率クラス(車を買い替えたら保険料が上がった?[参照])が高い車は保険料が高くなりますので注意が必要です。

<図表>ある損害保険会社での車両保険料
車種/車両価格 等級 一般 エコノミー
プリウス
250万円
6 134,130 65,170
10 83,890 40,770
15 73,550 35,740
20 54,340 26,410
ヴィッツ
150万円
10 54,510 26,490
クラウン
500万円
10 97,330 47,330
(それぞれ事故なしの保険料)


エコノミーの保険料は一般車両保険の半額程度

では、一般車両保険とエコノミーの保険料を比べてみましょう。エコノミーの保険料は一般車両保険の保険料のほぼ半額です。どの車種でくらべても同じです。それだけ単独事故が多いということではありますが。

保険料が高いことで車両保険の加入をためらっているのであれば、エコノミーであれば比較的加入しやすいはず。自動車がなくては生活できないのであれば、エコノミーという選択肢も念頭に車両保険への加入を検討しましょう。



藤川太(家計の見直し相談センター) 執筆:藤川太家計の見直し相談センター
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来10000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。
2008年10月、簡単書き込みで家計がみるみる生まれ変わる資産マネジメント手帳『貯まる!資産3倍手帳』を出版。 その他の著書として『サラリーマンは2度破産する』などがある(共に朝日新聞出版)。



(情報提供:家計の見直し相談センター)


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