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自動車保険 通販型と代理店型ってどう違うの?

2011年02月21日
自動車保険 通販型と代理店型ってどう違うの?
「保険料が安い!」というテレビCMが気になったというAさん。自動車保険の更新を3か月後に控え、どうしたらいいか悩んでいます。現在の自動車保険は車を購入したディーラーで契約したもの。保険料は月48540円支払っています。特に不満があるわけでもないのですが、保険料が安くなる方が助かります。でも安かろう、悪かろうでは困ります。

比較検討して納得の保険選びを

自動車保険を選ぶときには、まずは2社以上から合い見積もりを取ってみましょう。その際には、代理店型自動車保険と、通販型自動車保険、それぞれ1社以上から請求しましょう。比較検討するコツは、できるだけ補償内容は同じにすること。細かい補償内容や、付いている特約はどうしても出ますが、できるだけ対等な条件で比較できなければ混乱するだけです。

Aさんは現在契約している保険会社を含め10社から見積もりを集めてみました。インターネットを活用すれば、簡単に集めることができます。その結果、現在とほぼ同じような補償内容で、一番安い保険料の会社は27580円。現在よりも21000円(43%)近く安くなります。この結果には大変驚いたようです。付随サービスなどを見比べて、最終的に現在より2万円ほど保険料が安くなる保険会社で契約することになりました。比べるだけで2万円安くなるのですから大きいですね。


代理店型のメリットは対面でアドバイスを受けられること

自動車保険といえば損害保険会社の代理店で加入するものでした。これが代理店型自動車保険です。通販型自動車保険が日本で初めて認可されたのは1996年。まだ14年ほどの歴史しかありません。通販型自動車保険の広告をよく目にしますが、シェアで見るとまだ5%程度の存在です。

代理店型自動車保険に加入するには、Aさんのように車を購入した自動車ディーラーで加入する人が多いでしょう。自動車ディーラーは、本業の自動車販売に兼業で損害保険代理店を行っている兼業代理店です。それ以外に、自動車保険だけでなく、傷害保険や店舗や工場の保険など損害保険の取り扱いを本業としている専業代理店もあります。

代理店型自動車保険のメリットは何といっても、代理店担当者のアドバイスが受けられることです。高齢者はインターネットに慣れていない人が多く、いくら保険料が安いと言ってもインターネットを経由して契約するのは不安です。そういう人は、代理店担当者のアドバイスを受けながら対面して契約を結べた方がいいでしょう。

また、車の運転の経験が浅い人は、事故が発生すれば慌ててしまい正しい判断ができないかもしれません。そんなときでも、取り扱い代理店に連絡すれば経験豊富な担当者がアドバイスしてくれるでしょう。

代理店型の自動車保険は、通販型自動車保険に比べて保険料が高い傾向がありますが、単に高いだけではないということです。ただ、そのアドバイスの質や、どこまで面倒見てくれるかは、その代理店が専業なのか兼業なのか、担当者とどこまで付き合いが深いのか、などによって大きく変わります。専業代理店の方が当然ながら保険についての知識も深いですし、対応もマメマメしくしてくれる傾向があります。


通販型の武器は保険料の安さ

後発組の通販型自動車保険は、代理店などの人の手をできるだけ介さないことで、コストを抑えることで保険料の安さを売りにしています。代理店型の自動車保険と比べると、同じ条件でも3割以上も保険料が安くなることもあります。

通販型自動車保険は、年齢や車の利用目的、年間走行距離などによって保険料が変わる「リスク細分型自動車保険」が主力商品です。事故をする確率が低い集団に属すると判定されるほど保険料は安くなります。逆に高齢者など事故の確率が高いと判断されれば高くなってしまいます。最近は代理店型自動車保険も多くがこのリスク細分型になっています。

「でも通販型の保険は外資系なんでしょ?」とAさん。保険を掛けても日本から撤退されてしまうのが怖いから外資系の保険会社は避けているそうです。

確かに、これまでも外資系保険会社の撤退はありました。ただ、会社が潰れるわけではありませんし、多くの場合で撤退に伴い日本法人は他の会社に買収され、契約は引き継がれます。引き継がれなくても自動車保険は通常1年更新の契約ですから、影響は大きくありません。

初期に通販型自動車保険に参入したのは外資系の保険会社ばかりでしたが、現在では国内系の会社の方が多くなっています。やっぱり撤退が心配なら、国内系の会社を選べば問題ありません。

 

代理店型

通販型

メリット
  • 代理店担当者のアドバイスを受けながら加入することができる
  • 事故が発生したときなど、いざというときに相談できる。
  • 改造車など幅広いケースに対応してもらえる
  • インターネットを使えない高齢者でも契約できる
  • 保険料が比較的安い
  • インターネット経由で申し込むとインターネット割引が受けられる
デメリット
  • 保険料が比較的高い
  • 標準的ではないケースでは、保険を引き受けてもらえない可能性がある
  • 対面でアドバイスをしてくれない
  • インターネットを使えないと不便
  • ある程度の保険知識があった方がいい

通販型のデメリットは対面でアドバイスを受けられないこと

通販型では担当者が対面でアドバイスしてくれたり、契約の手続きをしてくれるということはありません。インターネットの画面を見ながら自分でプランを比較検討したり、契約手続きをする必要があります。また、電話でもやりとりができますが、書類を取り寄せてやはり自分で進める必要があります。そういう意味では初心者の人や高齢者の人では、なかなか難しいかもしれません。それだけでなく、高齢者や初心者が多い若年層はリスク細分型自動車保険では保険料が割高になる傾向がありますので、どちらにしても通販型ではメリットがないかもしれません。

また、事故をしたときなどは、直接保険会社に連絡して対応してもらうことになります。ただ、代理店型でも多くの場合で保険会社に直接連絡するので、事故時の対応に大きな差はないと思ってもいいかもしれません。

代理店型自動車保険は通販型自動車保険に比べると、どうしても割高な傾向があります。担当者の方がついてくれることが、保険料の差額分を払う価値が十分あると思えば迷わず代理店型を選んだ方がいいでしょう。そうでなければ、通販型自動車保険を選んだ方が家計にもやさしいかもしれませんね。



藤川太(家計の見直し相談センター) 執筆:藤川太家計の見直し相談センター
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来10000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。
2008年10月、簡単書き込みで家計がみるみる生まれ変わる資産マネジメント手帳『貯まる!資産3倍手帳』を出版。 その他の著書として『サラリーマンは2度破産する』などがある(共に朝日新聞出版)。



(情報提供:家計の見直し相談センター)


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