| トップ > 保険通信 > プロがお届け! お役立ちコラム > マイホームを買うと保険を減らせるの? |
| 保険通信 - プロがお届け! お役立ちコラム |
マイホームを買うと保険を減らせるの?2008年11月17日
![]() 「マイホームを買ったので、夫の保険を見直そうと思っています」とAさん。保険料を少しでも浮かせて、住宅ローンを早く返済したいようです。「保険をやめても大丈夫と聞いたのですが、本当ですか?」とのことですが、本当に大丈夫なのでしょうか。
|
住宅ローンを組んだら、団体信用生命保険だけ加入すればいいの?マイホームを買うとほとんどの人が住宅ローンを組みます。このときにローンを組む人は通常「団体信用生命保険」に加入します。被保険者(ローンを借りた人)が死亡したり、高度障害状態になった場合には、保険金が支払われ住宅ローンの残債が返済される保険です。ですから、Aさんは夫が団体信用生命保険に加入すれば、他の生命保険はなくてもいいと思ったようです。ところが、この保険はあくまで住宅ローンを完済してくれるだけ。遺された家族の生活保障や子どもの教育費の面倒なんてしてくれません。安易に保険をやめてしまえば、Aさんの夫が亡くなった場合には路頭に迷う危険もあります。遺族の生活保障などの生命保険は別に確保しておきましょう。 |
保障の削りすぎに注意!Aさんのようにやめてしまうまで行かなくても、大幅に保障額をカットしてしまうケースも見受けられます。住宅ローンを3,000万円借りたら、生命保険の保障額をローンの借入額とほぼ同額カットしていることも多いようです。実はこれも危険な考え方ですので注意しましょう。確かに団体信用生命保険に加入すれば、万一の場合には住宅ローンの返済は必要なくなりますが、管理費・修繕積立金や税金などの維持費はかかります。実はこのマイホームの維持費が驚くほどかかるのです。
現在の妻の年齢を40歳、マイホームで86歳まで46年間生活するとしてマイホームの維持費を計算してみましょう。すると、月2万円の管理費・修繕積立金であっても1,104万円(2万円×12か月×46年)かかる計算になります。管理費・修繕積立金が途中でアップすることを考慮しなくても1,000万円を超える維持費になるのです。これに税金や修繕費などを加えると、2,000万円を超える計算になることはよくあることなのです。ですから、3,000万円の住宅ローンを組み、マイホームの維持費が合計で2,000万円かかると予想される場合に実際に減らすことができる保障額は、 住宅ローン3,000万円−維持費2,000万円=1,000万円 程度しかないのです。 |
保障を減らすときには慎重に住宅ローンを借りたら、生命保険の見直しのチャンスであることは間違いありません。マイホームを購入したら少しでも保険料を削減しましょう。ただ、マイホームを買うとどうしても、住宅ローンを早く返そうという気持ちが強くなり、保障額を減らしすぎてしまうワナに陥りがちです。生命保険は掛けすぎも問題ですが、保障額が足りないのはもっと大きな問題です。保障額を減らす見直しほど慎重に行いましょう。 |
|
執筆:藤川太
(
家計の見直し相談センター
)
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来10000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。 2008年10月、簡単書き込みで家計がみるみる生まれ変わる資産マネジメント手帳『貯まる!資産3倍手帳』を出版。 その他の著書として『サラリーマンは2度破産する』などがある(共に朝日新聞出版)。 |
(情報提供:家計の見直し相談センター、監修:ワイズ・インシュアランス株式会社)
|
|
バックナンバー
|
|
プライバシーポリシー - 利用規約 - ヘルプ・お問い合わせ Copyright (C) 2012 Y's Insurance Inc. All Rights Reserved. Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. |