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保険通信 - プロがお届け! お役立ちコラム

自動車保険がまたまた値上げ

2012年06月29日
自動車保険がまたまた値上げ
高齢ドライバーの増加や事故率の上昇を理由に自動車保険料が値上げされたばかりですが、またまた値上げが予定されているのをご存知でしょうか。保険会社の持つ大量のデータから統計的に参考純率というものが計算されています。参考純率を文字通り参考にして保険会社各社は保険料を決めています。
この参考純率が昨年改訂され、新しい制度が2012年10月に導入されました。とは言え、すぐに保険料が変わるわけではありません。2013年9月末までは周知期間とされており、実際に新制度での保険料体系になるのは2013年10月からということになります。
実はこの新制度、全般的に値上げ色が強くなっています。基本的に各保険会社は同時期に改定することになるでしょうから、私たちとしては避けられない値上げになりそうです。どのような制度になるのか見てみましょう。

従来の等級制度

自動車保険には等級制度というものがあります。通常は1〜20等級に区分されており、属する等級によって保険料の割増引率が違います。等級が大きいほど割引率が大きくなるように決められています。

新規に加入した場合には原則6等級からスタート。1年間のうちに自動車保険を使う事故がなければ翌年には1等級上がりますが、事故があれば3等級下がります。つまり、事故のない人はどんどん等級が上がり保険料が安くなっていきますが、事故をすると等級がドンドン下がり保険料が高くなっていくという仕組みです。

<現行の等級別割増引率(継続契約の場合)>
等級 1等級 2等級 3等級 4等級 5等級 6等級 7等級 8等級 9等級 10等級
割増引率 +52% +26% +10% -1% -10% -17% -23% -28% -33% -37%

等級 11等級 12等級 13等級 14等級 15等級 16等級 17等級 18等級 19等級 20等級
割増引率 -40% -44% -47% -50% -52% -55% -57% -59% -61% -63%

たとえば、6等級でスタートし、1年間無事故であれば翌年は1等級上り7等級になります。そして、20等級にもなれば割引率が63%に上がります。一方で事故をしてしまい3等級に下がれば割引どころか10%の割増となってしまいます。


事故をすると翌年は保険料が最大50%アップ!

従来はこのように事故をしてもしなくても同じ割増引率が適用されました。ところが、前年に事故があった契約者のリスクは事故がなかった契約者よりもリスクが高いという実態を保険料に反映させることなりました。そこで、2013年4月からの新しい制度では7等級〜20等級で前年に事故のない契約者(無事故)と、事故のあった契約者(事故有)で割増引率を二重にすることになりました。ですから、同じ等級でも事故をした人としていない人では保険料が変わるということです。

<改定後の等級別割増引率(継続契約の場合)>
等級 1等級 2等級 3等級 4等級 5等級 6等級 7等級 8等級 9等級 10等級
無事故 +64% +28% +12% -2% -13% -19% -30% -40% -43% -45%
事故有 -20% -21% -22% -23%

等級 11等級 12等級 13等級 14等級 15等級 16等級 17等級 18等級 19等級 20等級
無事故 -47% -48% -49% -50% -51% -52% -53% -54% -55% -63%
事故有 -25% -27% -29% -31% -33% -36% -38% -40% -42% -44%

実際に改定後の割増引率表を見てみましょう。改定前に比べ同じ等級でも保険料が高くなる方向への改定は赤、安くなる方向への改定は青で色を塗っています。このように4から6等級、および7から13等級の無事故の契約者は従来よりも保険料が安くなる方向への改定になりますが、それ以外は総じて値上がり方向への改定です。契約者にとっては不利な改定と言ってもいいでしょう。

<適用例>14等級で事故があった場合の適用等級および割増引率

では、事故をしてしまった場合、どの程度の値上げになるのかシミュレーションしてみましょう。あなたが14等級で自動車保険に加入しているとすると割引率が50%です。もしも事故をしてしまうと翌年は3等級下がり11等級になってしまいます。しかも、事故有なので25%にまで割引率が小さくなります。基準の保険料を100とすると割引率50%のときには50だった保険料が、事故をしたことで75に上がることになります。何と前年に比べ50%の保険料アップです。

その後、1年間事故なしで過ごせば晴れて12等級に上がることができます。でも続けて3年間は事故有の割増引率を使うルールになっています。割高な保険料を3年間払う必要があります。そして、3年無事故を続けたらやっと無事故の割増引率に戻ることができるという仕組みです。事故有の期間中にまた事故をすると、さらに3年間事故有期間が延びることになるので注意してください。(上限6年間)

これは契約者にとって実に厳しい制度変更です。これでは事故をしたとしても、保険を使わないという選択をする人が増えそうな予感ですね。


従来のすえおき事故も1等級ダウンに

さらに契約者にとって不利な変更があります。従来は車両盗難、飛び石、落書き等の事故であれば、自動車保険を使ったとしても等級は下がらない“すえおき事故”とされてきました。翌年に等級は上がりませんが下がるもないということです。

<適用例>14等級で車両盗難、飛び石、落書き等の事故があった場合の適用等級および割増引率

ところが、新しい制度では、翌年に1等級下がることになりました。しかも事故有になりますので、保険料は大幅に上がることになります。翌年1年間無事故であれば、2年後には元の等級に戻ることができますが、やはり値上げ方向への改定です。

ただ単に、値上げされるだけでは、家計はつらくなるばかりです。これを機会にもっと安く自動車保険に加入できる会社がないか調べて、少しでも家計への負担を減らしたいところです。自動車保険も比較検討して加入する習慣をつけたいですね。

※図表はすべて損害保険料率算出機構資料を参考に作成



藤川太(家計の見直し相談センター) 執筆:藤川太家計の見直し相談センター
ファイナンシャルプランナー。山口県出身。慶応義塾大学大学院理工学研究科を修了後、自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に従事していたが、ファイナンシャルプランナーに転身し、「家計の見直し相談センター」で生命保険の見直しを中心とした個人向け相談サービスを展開している。同センターは2001年の設立以来10000世帯を超える相談を受けてきた。「分かりやすい、納得できる、利用しやすい」サービスを目指して活動中。
2008年10月、簡単書き込みで家計がみるみる生まれ変わる資産マネジメント手帳『貯まる!資産3倍手帳』を出版。 その他の著書として『サラリーマンは2度破産する』などがある(共に朝日新聞出版)。



(情報提供:家計の見直し相談センター、監修:ワイズ・インシュアランス株式会社)


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